FOLK1

 

 

 

 桜が咲き始めた、10代の頃は花なんか見ても何も思わなかったのに最近はついつい足を止めて見入ってしまう、

 

 ブログを書く時、いつもこの一行目に一番困る、最初から飛ばし過ぎてもダメで重たい話はもっとNG、僕のライブで一曲目が短い曲が多いのもだからだと思う、いつも最初が苦手だ、初対面、何かやるときの一番最初、小学生の頃からリレーなど先頭で走ってきたけど(背が一番小さかった)、本当に嫌だった

 

 話を戻すけど春になると桜はこんなにも綺麗だけど一年越しのこの開花だもんな、と思う、冬が寒ければ寒いほど立派に花が咲くってよく言うけど桜も結構な苦労人なんだな、と思った、今年はお花見行きたいなと思う

 

 

 FOLK1をリリースしてから、お世話になった人、大好きな人、には早速手渡しで渡しに行った、どうしても遠くて手渡し出来ない人には半ば強引に送りつけた、すぐに聴いてくれて 聴いたよ! って行ってくれる人も居れば何も言わずにtweetしてくれる人、聴いてくれているのかもわからない人、様々な人がいる、いるけど そこに愛情だったり友情を図る物差しなんてないんだろうな、と22になった今わかった

 昔は何かしてあげたらしてあげた分返ってこないと不機嫌になっていたけど そこに愛情だったり友情を図る物差しを持ち出すならこちらからのベクトルだけで充分だと気付いた、報告してくれても褒めてくれなくてもきっと自分が大切にしてる人なんだから大切にしてくれているだろうなと信じることにしよう

 

 FOLK1で女優という歌がある、フォークをやろうと口に出して言おうと決めた歌である、2番のサビに【僕には知らない君の彩り、君には知らない僕のモノクロカラー 果たせなかったこと、励ますのはやめてくれ】という歌詞がある、

 最近はこの僕と君を入れ替えてライブで歌うこともある、この歌を書いた時にはきっと色々なものに嫉妬をしていたと思う、同世代のミュージシャンから普通に就職が決まった友人にまで、自分が見つめる明日と僕は見てないその人達の明日を勝手に想像しては 彩り と モノクロ で比較していた気がする、去年は果たせなかったことも多かった、その度に 大丈夫だよ! ドンマイ! などと励まされることが一番辛かった、でも今になったら有難かったなと思う、心の底から励ましてくれた人は今でも良い報告を待ち遠しにしてくれているし、良い報告をしたときは自分以上に喜んでくれる、この歌はこの歌詞以外にもかなり思い出に残る歌だな

 

 

 

 先日某ビックバンドのレーベルの社長がライブを観に来てくれた、かなり褒められた、こんなに褒められても良いかなと思うくらい、10代の駆け出しの頃を思い出した、あの頃は会う人会う人に才能なのか要領なのか、とにかく若いけど何か可能性を見出してくれたのか沢山そんな褒め言葉ばかり貰っていた、あの頃は純粋に天狗になっていたが、先日は嬉しかった反面、調子が良いな、とも思ってしまった、思ってしまったが良くないやつに良かったなんて言う人、増してや信頼してる人の上司である、多少調子の良い人でも嘘は言わないだろう、次の日くらいの時間差で もっと頑張ろう と思えた、きっとあの人達の仕事はわかりやすい言葉とわかりやすい目標で僕らの気持ちを乗せてくれること、そしてより近くにいる人はより現実的にリアルに一緒になってそのレールを作ってくれる人、そして僕達ミュージシャンはそのレールを自分の出来る精一杯で走ること、こんなことにも気付けなかった今までがどれだけ調子良かったんだ自分と思うくらいブーメランだけど、今は大丈夫、俺は大丈夫

 

 

 側、(がわ)だけでマウントを取る人が沢山増えた、アイドルやモデル、タレントなどそれを生業にしている人のSNSだけではなくて。

 僕は側があまり誇れるようなバラバラのイケメンでもないし 口先がとてもうまい方でもないので それらを諦めてきた、諦めてきた分 側の内側を磨いて育ててきた、でも諦めた分 勿論それを羨んでいたり妬み嫉みも十分にあるのだと思う、昔よりも腹を立つことが少なくなった、むしろ自分はこれから もっと側を磨くべきではないのか、とも思えた、ある意味成長である、好きなことをしようと思った、いくらミーハーと言われようと、昔の自分みたいな人に冷めた目で見られても好きなこと、やりたいことはまずしてみようと、だって僕等は映画やドラマの世界を歌ってるわけではなくて自分で見た景色や触れた感情でしか歌を作らないので、生業だ

 

 

 先日ピアスを開けた、ずっとしてみたかったんだけど親に悪いかな、とか 痛そうだな、とか 後は色々、みんなの目とかも気にして、

 ふと夕方病院に行ってあけてみた、意外と痛くなかったし鏡を見ると不思議な気持ちになる、でも大満足である、好きなことを1つできたから、ピアス1つ開けたくらいで勿論人なんて変われないので、それに対してみんなのレスを気にするなら 『大樹くん変わっちゃったな…』とか思われたくない、『好きなことやってんなー!最高!』と思われたい、音楽でも一緒である、僕は僕の好きなものに触れてそれをやってみたいと思うから創作意欲に繋がるのである、だからラップが好きならラップをやるし、ラジオが好きならラジオをやりたい、映画が好きならいつか映画に関わってみたいし本が好きなら書いてみたい、始まりはいつも些細なことでそこからの歩み次第で大きいものになる、さっきの話ではないけど “側”はいつまでもどこまでも結局は”側”である、他人よりも自分がテンション上がる 側 を作ればいい、テンション上がる部屋着をかったり、テンション上がるコートきたり、テンション上がる髪型にしてテンション上がる化粧をすればいい、なんか今日のブログ滅茶滅茶長いな、

 

 

 

 最後まで見てくれてありがとう、最近TwitterとかInstagramが苦手で、普段でも話す人がなかなか居ないので溜まってたのかな…、また今度はライブで沢山お話ししましょう〜!FOLK1の通販は準備中です、早く聴きて〜!ってなってる人ごめんね、行けるように頑張ります!